◊由 緒◊
天喜元年八月、郷中、上郷、中郷、下郷爲鎭守豊前國宇佐八幡宮より勧請し、中殿に高良大神を祭りて郷中の氏紳と崇敬した。寛治三年八月近江槽之輔敬口と書せる棟札あり。又萄紳宮の記録に今川範國大永四年石上兵部大輔藤原政雄に賜狩衣とある。尚巨鐘の銘に享保三庚寅年師走、今川治部大輔範國此地居住之砌再三御遷宮、御信仰之儀不淺蒙候事、依爲今川家産土神云々とある。後今川氏武田氏と各地に戦い敗軍に及び、火を山上に放ち宮殿寳物灰爐に歸した。舊朱印高二十八石にして、明治8年2月28日郷社に列し、同40年1月12日神饌幣帛料供進社に指定された。(静岡懸神社志原文)
神社入口 と 鳥居(明神鳥居)
境 内
拝 殿
神額 「八幡神社」
社務所
写真撮影:2008年10月3日