◊由 緒◊
春日神社は文明14年室町将軍足利義尚創建と伝へられ、天文10年今川義元社殿を造営し、社領を寄附ありしと言ふ。慶安元年徳川家光社領5石の朱印を寄進あり、且つ濱松城主井上氏の崇敬ありて社殿の造営等を行ひて明治に至った。若倭紳杜は創立年月詳ならざるも、後一條天皇萬壽2年再建の棟札を有し、延喜式神名帳所載遠江國麁玉郡若倭神社これなりと言ふ。舊事紀に天香山命五世孫建筒草命は若倭部祖とみえ、萬葉集天平勝賓7年防人に遠江國主帳丁麁玉郡若倭部身麻呂あるを合せ考ふるにこの若倭部氏の祖神天香語山命を祭る社に相違なかるべく、舊神官紳谷氏の居宅は禰宜屋敷と言ひ、其前を若倭前と言ひ、神主家を元は若倭部と言ひ、社地を倭下林と言ふに照して式内若倭神社であらう。昭和13年7月23日郷社に昇格し、次いで同年8月15日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
神社入口
神号標 「郷社 春日神社」
鳥居(靖国鳥居) と 神額「春日神社」
参 道
手水舎
境 内
社 殿
神額 「春日神社」
本 殿
樹齢500年と言われる御神木
1706年に奉納されたと言われる燈籠
三対の狛犬(鹿型)
写真撮影:2015年3月14日