◊由 緒◊
当神社は南遠江灘に面し、西は遠津淡海(濱名湖)の湖辺の高丘に鎮座せる湖辺神社である。人皇61代朱雀天皇天慶3年8月篠原を伊皇大神宮の御神戸と定め給ふ。神鳳抄に言ふ「遠江國内宮新封戸篠原神戸93段小」とあるは此地で、茲に天照大御神静を鎮齋あらせられたのである。建暦2年9月17日社殿を創立した。建久元年11月7日右大将源頼朝上洛の時、当社を崇敬して鎧兜を献納すと伝へ、境内に鎧掛の松がある。延應元年3月北條泰時神領を献じ、天正8年9月徳川家康社殿を造営すと言ふ。慶長7年12月16日濱松城主青山下野守社殿を造営し、寛永11年11月改築、慶安元年10月幕府社領として朱印地5石を寄附し、慶安4年12月松平信綱太刀一振を寄進した。以来領主新居関所奉行等の崇敬篤く、明治12年8月30日村社に列せられ、明治43年10月28日神饌幣帛料供進社に指定せられ、昭和6年6月5日郷社に昇格す。(静岡懸神社志原文)
神社入口
鳥居(白木鳥居) と 神額 「西神明神社」
手水舎
境 内
御神木
社 殿
本 殿
写真撮影:2008年8月2日