◊由 緒◊
往昔伊豆の東北部を葛見庄と称した。当社はその庄名を負ふ、しかして伊豆國式社中、地名を以て称へらるる神社の祭神は、概ね出雲系統の神々なりと考証する者多きに従へば、当社の御祭神もまた事代主命御一族に座すならんと信ずるものが多い。しかして創建年代は不詳なるも延喜式神名帳田方郡久豆弥神社に相当させるが、式内久豆弥神社は熱海市湯前神社、梅木の地神に比当する説もある。古くは久須美神社或は久寤大社と称し、正徳年間には葛見大社とも称した、御一新後葛見神社と称する。堀川天皇の御字伊東?隆当庄に地頭たるに当り篤く崇敬して相殿に蔵称魂命を勧請した。維新前迄は領主より年々供米を寄進せられた。明治6年4月郷杜に列し、大正4年6月22日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
神社入口 神号標「郷社 葛見神社」
境 内
社 殿
本 殿
境内社 左から熊野神社、白山神社、三嶋神社、八幡神社、神明宮、春日神社
狛 犬
手水舎
社務所
国指定天然記念物 大クス
写真撮影:2020年6月20日