◊由 緒◊
人皇第45代聖武天皇の御宇遠江國守櫻井王着任の時廰中に鎮座す。依って府八幡宮と称し國守の所祭するとごろとなると伝ふ。建武年間秋鹿左京亮朝治出雲より来りて神職となる。室町幕府より社領の寄進を受け、社家は地頭職を兼ね領した。後今川氏遠江に入るに及び先規に任せて社領を寄進し、代々亦同じく安堵せしむ。徳川家康慶長八年朱印高二百五十石新田二百除石を寄進し遠江代官をも兼ねしめた。元和三年東福門院本殿再建寄進あらせられ、元和七年徳川秀忠は鳥居を寄進す。(今無し)由来武家の崇敬篤し。明治16年6月25日懸社に列す、吹いで明治40年1月12日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
神社入口 鳥居(明神鳥居) 神号標 「懸社 府八幡宮」
神額 「府八幡宮」
手水舎
寛永12年(1635年) 徳川家によって建立された 「楼門」
楼門と同時期に作られた 「中門」
社 殿
本 殿
社務所
写真撮影:2008年7月24日