◊由 緒◊
創立年月詳ならず、古くは磐田原にあり、今天神の古社の地と称へらる。現天神山に移りし時代詳ならず延喜式神名帳所載の磐田郡矢奈比賣神社これである。仁明天皇承和7年6月戊辰無位矢奈比賣天神に從五位下を授くと續日本後紀に見え、貞観2年正月27日戊寅、從五位上矢奈比賣神に正五位上を授くと三代實録に見える、舊幕時代朱印高50石を有す。明治元年10月3日明治天皇御東行に際し植松少将を勅使として御奉幣並に金千疋御下賜あらせらる。明治5年6月縣社に列し、次いで明治40年3月15日神饌幣帛料供進社に指定せらる。相殿菅原道眞公は一條天皇正暦4年筑前國太宰府より勧請すと元緑年間の舊記に見える。(静岡懸神社志原文)
参道入口 神号標 「懸社 矢奈比賣神社」
一の鳥居 「伊勢鳥居」
二の鳥居 「両部鳥居」
「霊犬悉平太郎」の像
霊犬悉平太郎 「三世」
手水舎
拝 殿
神額 「見付天神」
参集殿
御神庫
願かけ牛 雄
願かけ牛 雌
御神木 「ひのき」
写真撮影:2008年7月24日