◊由 緒◊
姫宮神社の祭神は、地主神 で従四位上ササハラの明神で ある。女性の神で姫宮(比 宮)と呼んでいる。来宮杉桙別命神社と同様、 延喜式神名帳に登載されている式内社で、河津開闢の神である。明治六年九月に村社に列せられた。社殿はしばしば 洪水で流出して大社殿になれず、最後の庁屋も洪水で流失したといわれ、代々来宮神社の法印に祭祀されていたという。現在跡地付近より弥生時代から奈良、平安時代にかけての祭祀跡、住居跡、生活用具である土器や鉄器等が発掘されており、当時の文化を知る上で重要な遺跡となっている。奥伊豆最古よもいわれる姫宮神社は、明治四十四年に笹原ケサガ久保へ遷祀されその後昭和三十八年三月田中杉桙別命神社に奉祀されていた。近年、氏子を始め区民から笹原の地で氏神様を祀りたいという熱い思いが実り、ここに姫宮神社の再建がされた。(境内案内板)
住宅街の中に鎮座する 「姫宮神社」
案内板
鳥居 扁額には「姫宮神社」
社 殿
社務所
狛 犬
手水舎
写真撮影:2020年6月8日