◊由 緒◊
本社は延喜式神名帳賀茂郡布佐乎宜神社にて、伊豆國神階帳従四位上おさめいはかはのみことあるに相当するという。古くは稲生澤郷近隣の総鎮守と称し大社なりしと云ふ、村名さかさかはは恐らくおさめいはかはの伝訛ならん、特選神名帳には今按式社考証に、逆川村三島明神ならんか、この社は豆志に云、三島明神(逆川村)若宮を配祀す。 其祭式三島本社に同じ、神階帳おさめいはかはのみことありて、大社の御子神と聞ゆれぱ、布佐乎宜命は同殿に坐す若宮神なるべく思はるるが、「三島大神は父神に座す縁を以て、合祀したるものなるべし」と記されてある、今村内に布佐屋敷の地名を存す、後柏原天皇永正15年の上梁文に、代官平朝臣矢野中之五郎左衛門尉家次とありて、当所総社三島大明神と記す。天文2年の棟札には代官清水右京亮吉政とある。本社は古くは山上に鎮座せしが後山下に遷り、享保15年更に現地に遷る、社人の苗裔(びょうえい)12家は今尚存す、明治6年9月村社に列し、昭和10年1月15日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
神社の入口 見えている建物は拝殿だけで本殿はさらに高いところです
拝 殿
拝殿裏から一直線に伸びる130段ほどの階段を上ると本殿
見えているのは本殿の鞘堂
本殿はすごい数の彫刻で飾られていました
本殿から拝殿を見るとこんな感じです
境内社
狛 犬
手水舎
写真撮影:2020年6月8日