神社－お祭り三昧

神社名: 浅間神社（せんげんじんじゃ）
神名帳社名: －
鎮座地: 静岡県賀茂郡松崎町雲見386-2
御祭神: 彦火火出見尊（ひこほほでのみこと）
例大祭: ７月16日

◊由緒◊

本社祭神は富士淺間神社御祭神（木花開耶姫命）の姉君にまして、人命長寿を司らせ給う故に近郷崇敬の中心をなす。明治十六年郷社に列す。御鎖座の由來創建等は不詳、當初獄上に鎭座せし社殿は暴風雨のため海中に落され書類も共に失はれて奮記を知るに由ないが、明暦三年現地に再建すといふ。延喜式神名帳賀茂郡伊波乃比咩命神社なりと傳ふ。
　南豆神紙誌にはもと伊豆最西端雲見岬上海抜五百三十尺の烏帽子山を祭ったのを、後に磐長姫命に擬當した、是は天氣常に富士山と晴曇を異にするといふより、木花開耶姫命に封して、その姉君を祀ったのであらうと記されたが確證はない。叉嘗てこの神社の神鏡であったらうと考へられる。鴛鴦五花鏡（藤原後期）外八面(鎌倉・室町)は寛永七年神明松の焼失した跡より掘得たもので、今神明神社として祭られてある。明治七年村社に列し、同十二年七月郷社に昇格し、明治四十年六月二十一日神撰幣吊料供進社に指定せらる。