◊由 緒◊
本社は延喜式神明帳賀茂郡穂都佐和気命祠社にて、神階帳正五位下をつさわけの明神とあるに相当すとなす。特選神名帳に曰く、式社考証に、大瀬村に王子明神あり、豆州志に云、王子明神は大瀬村本瀬に在りて古祠也云々伊豆峯記に本瀬濱の三島明神は大瀬村氏神也と大瀬長鶴が1村の時総鎮守也云々と、この大瀬本瀬の號の、穗都佐をつさに通じて聞ゆるは縁由ある称なるを知る、と、蓋し王子と称するは三島神の王子として祀れるに因るか、尚この穂都佐和気命鎮座地に擬当する所に洲崎の三島明神(今濱崎村須崎)入間(今三坂村)の三島明神等がある、また当社本殿は両扉なれば2柱の神鎮座あらんとの説もある。本社は光孝天皇仁和3年11月の創建と伝へらる、慶長18年の棟札を今大瀬の菊池佐兵衛方に蔵す。明治6年9月村社に列す、大正7年6月13日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
県道沿いの神社入口 王子神社と八幡神社が隣り合って鎮座している
王子神社の鳥居
参 道
社 殿
本 殿
拝 殿
拝殿の木鼻彫刻
拝殿向拝彫刻
神社前の本瀬海岸
写真撮影:2020年6月8日