◊由 緒◊
古くは一社にて竹麻神社と称し、旧湊村月間に鎮座ありしを、地理の変遷に因りて三所に分祀す、即ち一は当社にして、他は湊鎮座若宮八幡(祭神物忌名神)と、吉佐美(現朝日村の大字)鎮座三島明神(祭神阿波比当ス)なりと伝ふ、創建は丈徳天皇嘉三年と社記に見ゆるも、実は詳かならず、延喜式神名帳賀茂郡竹麻神社三座とあり、神階帳には従四位上月まの明神と見えたるは当社であろう。古来手石、湊、青市三村の鎮守にて、村人は三島大社の旧地なりと云ふ由豆州志稿に見ゆ、治承元年源氏追討祈願に依りて正一位三島大明神と称せられたという。社蔵の古額に正一位三島大明神と刻せるものがある。康永元年11月の棟札、後土御天皇延徳2年の棟札等存す。叉嚢年祠域より古佛武具等を発掘せしことあり、明治6年9月村社に列せられ同16年12月14日郷社に昇格、大正10年6月8日神饌幣帛料供進社に指定せらる。(静岡懸神社志原文)
神社入口
神号標 「式内大明神 月間神社」
神社案内板
参 道
境 内
拝 殿
扁額 「竹麻神社」
本堂は左奥に見える建物
鬱蒼とした森に囲まれた本殿
境内社
狛 犬
写真撮影:2020年6月8日