◊由 緒◊
本社は延喜式内、田方郡24座の内引手力命神社にて、神階帳正四位上瀬の明神に座す。中古御鎮座の地名に因みて大瀬明神と申す、隣村内浦村三津気多神社の旧記に七浦の総鎮守御瀬明神云々、叉齊衡3年こ處に御遷座也とありて所因ある神社なることが知られる。社伝に保元の役源為朝伊豆大島に配流された時、この神の霊験顯著なるを聞き、窃に海を渡りてここに詣で甲冑弓籠を献納祈願を込めたと云ふ。両後源家の信仰厚かつた叉建武年間鈴木繁伴(重家の三代)は深くこの神を尊信して、遂にこ所に来住し社殿の造営をした寛文2年再建、明治6年9月郷社に列す。明治42年5月7日神饌幣帛料供進社に指定せらる。明治32年8月9日には東京殿下(後の大正天皇)親しく御参拝ありて幣帛料を賜はり、近くは昭和14年11月9日畏くも天皇陛下の行幸を仰いだ。境内は本州西北隅海面に突出せる岬角にして風光特美の佳境である。その洲の中に池あり、神池と称す清水湧出大早にも濁ることなし今境外となる。(静岡懸神社志原文)
神社入口 一の鳥居
神額 「大瀬神社」
守札授除
社務所と二の鳥居
天狗のうちわのモニュメント
手水舎
三の鳥居と社殿に続く石段
鳥居の横に据えられている一本歯の下駄
石段の途中の四の鳥居
社 殿
拝 殿
本 殿
本殿脇から見る駿河湾
海岸から見る社殿
絵馬殿
石段下の狛犬
石段上の狛犬
池にはたくさんの鯉が泳いでいます
池明神
参道の脇にビャクシンの木々を見ることができます
写真撮影:2015年6月25日