◊由 緒◊
明治10年2月27日の創建にして同日郷社に列し同41年3月31日神饌幣帛料供進社に措定された。祭紳は大和國畝火の御陵より勧請し奉った。和田・小川両村を区域とする神社である。元當社は和田濱に鎭座せしが、該地は海岸にして暴風の際怒濤の社殿を洗ふこと一再ならず、故に明治30年2月現地に移転し奉った。因に現地は往古村社八幡宮の鎭座地なりしが、慶長年間大井川汎濫の厄に遭ひ同所を距る南籔町字天紳の地に移った。然るに里人等再び跡地に小祠を建て古宮八幡宮と称し祭祀を行ひ來つた神地である。故に郷社和田神杜を此の地に遷座すると共に村社八幡宮並に無格社古宮八幡宮をも合祀した。右村社八幡宮は由緒深き神社にして延喜年間豊前宇佐より勧請し來り、古來武門の尊崇篤く神領11石8斗を有し、徳川幕府の造営寄進あり又領主本多侯は毎年代参を立て初穗を奉献するを例とした。(静岡懸神社志原文)
神社入口 一の鳥居(明神鳥居) 神号標 「和田神社」
社 殿
手水舎
二の鳥居
社 殿
拝 殿
社務所
写真撮影:2008年9月12日