暑い、熱い(?)京都の祇園祭に行ってきました。40°近くはあったのではないかと思われる気温の中、ただただ汗を拭きながら目的の辻廻しもすべて見ることが出来ました。場所は3カ所ある辻回しを行う場所の内、比較的人が少ないと聞いていた河原町御池交差点に場所をとる事が出来ました。最初の長刀鉾から最後の南観音山まで絢爛豪華な32台の山や鉾は見応えがありました。
なおこの日は、登録を目指すユネスコの世界無形文化遺産の基礎資料にするため、すべての山鉾の重量を測定していました。以前より鉾は約12tと言われていたようですが、ほぼ近い数字が出たようです。各山鉾名の横の数字が今回の測定結果(人、物の重量を含みます)です。
山鉾巡行とは、中京・下京の各町に伝わる山と鉾を市街中心部で曳行する行事です。ところで、山と鉾の違いは・・・
●鉾は背が高く四輪を持ち大勢で曳くもの。 |
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「鉾」は全部で9基。 |
「山」は全部で23基あり、「曳山(ひきやま)」と「舁山(かきやま)」に分かれています。 |
【以上は祇園祭宵山会議発行の「祇園祭 宵山・巡行ガイド2008」、「老舗主人たちの書くブログ」より引用しています。】
真木を持つ鉾 「長刀鉾」 | 真松を持つ曳山 「岩戸山」 |
山鉾の紹介(今年の巡行順です) | |
1番 長刀鉾(なぎなたほこ) 11.10t | |
長刀鉾には唯一生稚児(子供)が乗っています。 | |
長刀鉾の辻廻し |
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辻回しの時、青竹に撒く水をここで準備します。 ブレーキと楫です。 |
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2番 孟宗山(もうそうやま) 0.54t |
3番 油天神山(あぶらてんじんやま) 0.55t |
4番 保昌山(ほうしょうやま) 0.67t |
5番 函谷鉾(かんこほこ) 11.39t |
稚児は人形です。 |
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6番 太子山(たいしやま) 0.59t |
7番 四条傘鉾(しじょうかさほこ) 0.40t |
真木を持たない鉾。鉾の前を、棒振(ぼうふり)と呼ばれる踊りとお囃子が伴います。 |
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8番 占出山(うらでやま) 0.51t |
9番 鶏鉾(にわとりほこ) 9.42t |
10番 白楽天山(はくらくてんやま) 0.71t |
11番 霰天神山(あられてんじんやま) 0.65t |
12番 山伏山(やまぶしやま) 0.60t |
13番 月鉾(つきほこ) 11.88t |
14番 芦刈山(あしかりやま) 0.64t |
15番 綾傘鉾(あやがさほこ) 0.36t |
16番 蟷螂山(とうろうやま) 1.22t |
17番 菊水鉾(きくすいほこ) 10.31t |
18番 木賊山(とくさやま) 0.67t |
19番 伯牙山(はくがやま) 0.52t |
20番 郭巨山(かっきょやま) 0.69t |
21番 放下鉾(ほうかほこ) 10.32t |
22番 岩戸山(いわとやま) 8.25t |
23番 船鉾(ふなほこ) 8.41t |
24番 北観音山(きたかんのんやま) 9.27t |
25番 橋弁慶山(はしべんけいやま) 0.80t |
26番 黒主山(くろぬしやま) 0.67t |
27番 八幡山(はちまんやま) 0.75t |
28番 鈴鹿山(すずかやま) 0.70t |
29番 役行者山(えんのぎょうじゃやま) 0.84t |
30番 鯉山(こいやま) 0.81t |
31番 浄妙山(じょうみょうやま) 0.78t |
32番 南観音山(みなみかんのんやま) 9.54t |
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一歩露地に入ると、山は電柱や家の軒をかすめるようにして進んでいきます。 |
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無事山を定位置に付け手締めを行います。 | 手締めが終わると、柳の枝争奪戦が始まります。この柳を貰うと、一年間の厄除けになるそうです。 |
巡行が終わると、すぐに片づけが始まり、懸装品や装飾品が取り外されます。そして、次の日の昼頃には、すべて片づけられてしまいます。 |
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【重量測定の様子】 |
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山鉾の重量測定は河原町御池交差点の手前で一台一台行われました。方法は4枚の計量器にそれぞれの車輪を載せて測定したようです。 |