浜松市天竜区(旧天竜市)の二俣町城南連(川口自治会)では、今年約50年ぶりにた屋台を新調し落成式(8月12日)を行った。
新屋台の建築は材料にこだわり、滋賀県の伊吹山系から切り出したケヤキと、檜、天竜杉を使用した。正面には親子龍や鳳凰(ほうおう)、後方には雷神、風神などの鮮やかな彫り物が施してある。赤と白を基調とした見送り幕や水引幕も新たにつくり、屋台を鮮やかに彩っている。
初代屋台は昭和30年に建築し、約50年にわたって住民に親しまれてきたが、現在は浜北区(旧浜北市)中瀬の仁久連に譲渡され、8月18日からの中瀬地区祭典で曳き回されている。
先代の屋台より一回り大きくなりました。四方の欄間は来年には入るそうです。 雲竜図の見送り幕。
前・鬼板(親子龍) 前・懸魚(鳳凰)
後・鬼板(雷神)懸魚(風神) 虹梁の唐子遊び
波と宝珠の水引幕
持送りの龍
見送り幕はこの杉の箱にしまわれています。
中瀬仁久連に譲渡された旧屋台(中瀬津島神社にて) 今年完成した新屋台