犬山祭は、犬山城の麓に鎮座する針綱神社の祭礼である。
祭りの起源は、1635年まで遡る。当初は、下本町が馬の塔を、魚屋町が茶 摘みの練り物を出していたが、1641年には早くも下本町が車や山まに変えて人形からくりを奉納するようになり、江戸中期までには今の犬山祭の原型がほぼできあがっていたものと思われる。
全部で13両の車や山ま(犬山では「車山」と書いて「やま」と呼んでいる)と三つの練り物があり、それぞれが町内単位で管理・運営されている。
犬山祭は、もともと最初の針綱神社遷座日である旧暦8月28日を本楽としていた。 しかし、1891年の濃尾大震災で城下が壊滅的な被害を受けたため、再び全町内が揃って車や山まを出せるようになった1897年に、祭礼日を新暦四月 へと変更している。その後、幾度かの変更を経て、今では四月の第一土・日曜日に行っている。(犬山祭保存会HPより)
尾張五社の一社 ”針綱神社”
満開の桜の中を一番山車 本町 ”咸英(かんえい)”
二番山車 新町 ”浦嶌(うらしま)”
三番山車 中本町 ”西王母(せいおうぼ)”
四番山車 練屋町 ”國香欄(こっこうらん)”
五番山車 鍛治屋町 ”壽老臺(じゅろうだい)”
六番山車 魚屋 ”眞先(まっさき)”
七番山車 下本町 ”應合子(おうごうし)”
八番山車 枝町 ”遊漁神(ゆうぎょしん)”
残り 5輌です
九番山車 名栗町 ”絳英(ほうえい)”
十番山車 余坂 ”宝袋(ほうてい)”
十一番山車 熊野町 ”住吉台(すみよしだい)”
十二番山車 寺内町 ”老松(ろうしょう)”
十三番山車 外町 ”梅梢戯(ばいしょうぎ)”
宮入りを終え、整列した十三番の山車 真ん中が浦島