岩倉市の夏祭りの様子です。ここには中本町の神明太一社を中心に3台の山車があり、春の桜祭りと夏のまつりに揃い曳きされます。
山車は3層の唐破風で幅は非常に広く、現存する山車では尾張地方でも最大級だそうです。また、尾張系山車の特徴となっているからくり人形は、古くから伝えられ年代により各種の演技が行われてきたようで、現在でも複数のからくり人形が保存されており、宵宮には3台が揃ってからくりを披露します。
中本町の神明太一社です。3社の中心に位置します。
中本町の山車格納庫です。 これは飾り付け前の写真です。
上地区の大上市場の新溝神社です。 山車格納庫です。ここにはミニ山車もあります。
下地区の生田神社です。 山車格納庫です。
安全祈願祭が行われています。
出発の準備です。山車を曳くロープは1本です。 梶棒を押し合って山車の向きを変えます。
高いですね。3層目は上下する構造になっています。 2層目と3層目にからくり人形があります。
外輪の車輪は輪懸というもので覆われています。上の竹は曲がるときに使う「竹さな」というものです。 梶棒は本体の柱に締められています。これを1カ所4・5人で操作します。
前から見たところ。 後ろから見るとこうなります。
那須与一のからくり人形。 采振り人形というからくり人形です。
出発前の準備体操中です。 曲がるところでは竹さなの上に水をまいて滑りやすくしています。
このように曲がっていきます。
梶を持つ人はいつもこんな具合です。 小さな子供が多かったです。
信号機の横もすれすれに通っていきます。 曳航する場所はこういう狭いところが多いです。
お役の人はこういう衣装を付けます。 これは下之町の山車。3層目を低く下げています。
3台の中では1番大きな山車です。 幣振りのからくり人形です。
こちらは曲がるときに竹さなを使いません。そのまま向きを変えます。 大上市場の先頭です。衣装は3者3様ですね。
1番小振りな山車です。向きを変えるときは前を持ち上げて向きを変えます
真ん中の人が持っている棒で後輪を少し浮かせます。 この後、360°回転をやってみせました。
3台が揃いました。 保存会長の挨拶。
岩倉市長の挨拶。 このようにからくり人形が披露されます。