ホームページ”遠州中泉府八幡宮祭典”に次のようなことが記されていました。
　祭典とは、私たち氏子が神様に対する日頃の感謝の思いを顕すために舞を奉納し、御神酒を献上し、神様をお奉りすることであり、神様は御輿にお乗りになって氏子町内を廻り、人々の幸福を祈念し、魔を封じるために町内を清めて廻った時にお供として町の代表者が御輿の後に続き、山車も一緒に御旅所まで行き、お泊まりになって、翌日宮にお戻りになるまでのことをお祭りと称したのであって、山車の曳き廻しだけをもって、お祭りと称するものではありません。

毎年、１０月の第一金、土、日曜日に行われる磐田市中泉にある府八幡宮の大祭です。祭りの起源は定かでないようですが、明治期より行われているようです。
　祭典には御神輿の渡御や屋台の曳き回しが行われます。屋台は初期の頃から使われている二輪屋台を始めとして四輪屋台も併せ１６台が曳き回されます。

ここには屋根の形、車輪の数により６種類の屋台があり次のようになっています。
　　四輪、大唐破風一層屋根　　「大泉」、「盛友社」
　　四輪、大唐破風前一層部分屋根　　「鴛鶯社」、「宮本」、「旭祥社」
　　四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄　　「鑾留閣」、「新栄社」、「志組」、「石溪社」
　　四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄、上下可動式上山付　　「玉匣社」
　　四輪、唐破風軒搦入母屋造り二層屋根　　「泉湧社」、「御殿」、「心誠社」
　　二輪、屋根なし高欄付き　　「騰龍社」、「鳴鶴軒」、「東組」

今年は１０月３・４・５日でした。

ジュビロ磐田がＪリーグに昇格したのを期に名付けられた磐田駅前のジュビロード商店街。これからここで曳き回しが行われます。

ジュビロードに並んだ10台の屋台。

「大泉」　四輪、大唐破風一層屋根　　「泉湧社」　四輪、唐破風軒搦入母屋造り二層屋根

「鑾留閣」　 四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄

「鴛鶯社」　 四輪、大唐破風前一層部分屋根

　　「御殿」　 四輪、唐破風軒搦入母屋造り二層屋根　　宮本」　四輪、大唐破風前一層部分屋根

「騰龍社」　二輪、屋根なし高欄付き　　「鳴鶴軒」　二輪、屋根なし高欄付き

「旭祥社」　四輪、大唐破風前一層部分屋根。人形が２体、人間が２人です。

「東組」　二輪、屋根なし高欄付き

ジュビロードも昼間とは違う雰囲気の中・・・

ジュビロ君（左）　と　ジュビィちゃん（右）

■ 西地区 ■

出発を待つ西地区の屋台

「新栄社」　四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄

「志組」　四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄、後唐破風屋根

「石溪社」　四輪、大唐破風前一層部分屋根高欄　　「盛友社」　四輪、大唐破風一層屋根

「玉匣社」四輪大唐破風前一層部分屋根高欄、上下可動式上山付

「心誠社」　四輪、唐破風軒搦入母屋造り二層屋根

盛友社と心誠社の屋台にはアセチレンガスによる照明が行われています。カーバイトかと思ったらアセチレンでした。

ボケてしまいましたが、屋台の中にはアセチレンのタンクがありました。