今年は大歳神社の夜祭に行ってきました。神社の西の方では打上花火とスターマイン、そして境内では梨子煙火保存会による手筒花火が行われていました。すべての花火が終わると(21時過ぎ)4台の屋台が宮入してまいります。
今年は7月28日に修復完了のお披露目を終えたばかりの”天王町中”の屋台を見てきました。
この屋台は明治19年(約120年以上前)に作られ大変貴重な物で浜松まつりの御殿屋台の基本型だそうです。今回の修復作業は昔ながらの工法で約1年間かけて行われたそうです。修復された屋台は全長3m、高さ4.6m、幅1.6m。一層目の屋根を下から支える垂木が扇状に広がっているのが特徴で総工費は約1,800万円だそうです。
修復後。鬼板や懸魚の彫刻も新しくされ、飾り付けも変わっています。 | 修復前。去年の写真です。 |
一層目の屋根。垂木が角の部分では扇形に広がっているのがわかります。浜松市の御殿屋台でもこのようには作られていません。 よーく見ると、隅に何かがのっています。 |
特徴的な楫。この形は江戸型の山車と同じです。 | すべて新品になったように見えますね。 |
後ろです。 | 舞台下を照らす照明です。工夫されています。 |
天王町東 | 天王西 |
中田町 | 梨子煙火保存会の提灯 |