この祭り一番の見せ場である競り合いは、本来すれ違うのもままならない狭い道で、どちらが道を譲るのかを囃子で競ったもので、山車・屋台上で、「喧嘩囃子」と呼ばれる「やたい」という曲を勇壮に演奏しあうことです。以前はそれぞれに「玉」と呼ばれる変則的な調子を囃子に織り交ぜるなどして、どちらかの囃子が途切れるか、調子が崩れる事で勝負をつけていましたが、現在は事前の打ち合わせ(申し合わせ)により、時間と場所をきめて、互いに勝負にこだわらない競り合いを行うようになっています(富士宮の秋祭りhttp://homepage2.nifty.com/isatake/index.htmlより)。
競り合いの流れを順に。まず放送屋台から紹介されます。双方が歩み寄って挨拶を交わします。
双方が今か今かと始まりの合図を待っています。
立会人の開始の合図です。 相手のリズムを崩そうと激しくたたき合います。
写真の中で手をグーにしている人たちの合図を見ながら屋台が迫り寄ってきます。
行司役の方の合図で喧嘩囃子の山車の競り合いが終わると、判定が出ます。どの競り合いも、『甲乙つけがたく、引き分けと致します!』
手打ち式が行われ、 乾杯、
三本締めで締められます。 踊りの披露で終わりになります。
このように各所で競り合いが行われています。湧玉宮本と湧玉琴平。
湧玉瑞穂と湧玉神賀。 湧玉羽衣と磐穂常磐連。
立会人により判定されますが常に引き分けになります。
立会人の合図で山車が近づき始まりです。 ぎりぎりまで接近しています。
立会人の合図があるまで続けられます。 甲乙付けがたく引き分けになります。
競り合いが終わると双方一緒に踊りを披露します。
咲花、神立、高嶺三者の競り合いです。この日は普段は行われない四者の競り合いも行われたそうです。
夜が更けて祭りは最高潮に達していました。