♦ 龍虎臺(りゅうこたい) ♦
平成の屋台としては初めて、三輪車構造としたもので、直径1.73mと、これまでにない大きさの御所車を取り付けてあります。また、台輪部分に獅子の輪島塗高蒔絵を施してあるものも屋台では初の試みで、本屋台を大きく特徴づけています。腰廻りには、台名に因んで竜虎の図に風神、雷神の子供の図柄を盛り込んだケヤキ一木彫りの大作が組み込まれています。
全長 3.43m 幅 2.4m 高さ (最高)7.85m・(最低)6.4m
♦ 力神臺 (りきじんたい) ♦
平成10年5月に着手し、平成11年7月、約1年5ヶ月を費やして完成された。この屋台は、日本の特技である相撲をモチーフに制作されたもので、彫刻、見送り、金具等、相撲にちなんだ数々の装飾が施されている。日本書紀によると、今から約1300年前、大和の国(奈良県)の豪傑「当麻蹴速」と、出雲の国(島根県)の強者「野見宿禰」がその年7月7日に力比べをしたのが相撲の起源とされており、本屋台もそれにちなんで7月の完成とした。
全長 4.4m 幅 2.72m 高さ (最高)7.92m・(最低)6.52m
♦ 竜王臺 (りゅうおうたい)♦
平成11年3月に着手し、平成13年6月、約2年3ヶ月を費やして完成された。この屋台は、平成屋台製作のなかで8台目となる屋台にあたる。従来の高山形屋台に船山車を取り込んだ、新形式の屋台で、下段回りを船形にしているため、屋台全長も6.5mとこれまでにない大きさになっている。台名にちなんで船首には、極彩色の龍頭の彫り物を施しているが、胴を水押しに巻き付け、真っ先を見つめるその様は、まさにこの屋台の威厳を誇示するかの様である。
全長 6.5m 幅 2.75m 高さ (最高)7.72m・(最低)6.68m