♦ 臥龍臺(がりゅうたい) ♦
高山市の南に隣接する宮村の天然記念物「臥龍桜」にちなんでの命名です。この屋台は黒を基調としていますが、飾り金具や彫刻などの補飾が工夫されているので、地味ながら、他の屋台と比べても決して見劣りしていません。見送り幕は”五爪龍(5つの爪を持った龍)”が天界に昇るという最高の吉祥図が、刺繍でなく綴れ織りで描かれています。
全長 4.0m 幅 2.36m 高さ (最高)7.67m・(最低)6.72m
♦ 金時臺(きんときたい) ♦
施主中田金太氏の「大人だけじゃなく子供にも楽しめる屋台を」という思いから命名され、昔話の”金太郎”をモチーフにした装飾が随所にほどこされています。この屋台の大きな特徴は四層構造。どっしりとした重量感にあふれています。上段のからくり人形は名古屋の人形師・初代萬屋甚兵衛の作。コンピューター制御によって上演されます。
全長 4.4m 幅 2.64m 高さ (最高)10.0m・(最低)7.15m
♦ 福寿臺(ふくじゅたい) ♦
古くから日本人に親しまれている七福神をテーマにとりあげた屋台で、下段腰彫刻には七福神と唐子のケヤキ一木白彫りの大作が取り付けてあります。見送りは大黒様に米俵、唐子の吉祥図で、綴れ織り地に本金糸刺繍が施してあります。大名の「福寿台」は七福神の福禄寿を総称したもので、不老長寿の願いが込められています。また上段の寿老人と唐子のからくり人形が上演されます。
全長 4.1m 幅 2.44m 高さ (最高)7.6m・(最低)6.49m