高田まつりは愛宕神社の火産霊神(カグツチ)を祀るもので、高田の街の防災特に防火を祈願して行われます。
祭りは5月3週の週末に執り行われ、愛宕神社の祭神が高田の町を回り(神幸の儀)御旅所(神幸神社)にて休息、夜に愛宕神社へ還る(環幸の儀)という順で進行します。また、3輌の曳山がこれに随行して祭りに花を添えます。
※高田地区では山車(ダシ)をヤマと呼び「車と山」を一文字で表しヤマと読みますが、ここでは「車」と
「山」を別々に書いて「ヤマ」と読ませていただきます.
■ 神楽獅子車山(かぐらじしやま)試楽 ■
神楽獅子車山の収蔵庫と内部.
今は使われていないと思われる太鼓.
神楽獅子車山 大きな唐破風の屋根を持ち迫力があります.
この車山にはだしが無く、変わりに獅子頭を載せ、辻や神社で獅子舞を行います.
途中の辻で回転を見せてくれました.
■ 神楽獅子車山(かぐらじしやま)本楽 ■
只今、ライトアップの準備中です.
夜が明け、今度は本楽の準備中です.
神楽獅子車山の場合は幕も彫刻も試楽と同じです.
愛宕神社に着くと舞台を回転して神社に正対させます.
手前から神楽獅子車山、猩々車山、林和靖車山.
■ 猩々車山(しょうじょうやま)試楽 ■
猩々車山の収蔵庫と試楽の猩々車山.
采振り人形
この写真ではわかりにくいが、屋根は入母屋平入り作りの改良型だそうで、鯱と獅子の2種類の生き物がおかれている.
蝦蟇仙人(がませんにん)(右)と鉄拐仙人(てっかいせんにん)(左)の彫刻.
彫刻、水引幕とも試楽用です.
曳き寄せの儀礼に向かう猩々車山.
楫棒を重ね合わせ「曳き寄せの儀礼」が行われます.
ライトアップ中の猩々車山.
■ 猩々車山(しょうじょうやま)本楽 ■
本楽の猩々車山.上には猩々のからくり人形がいます.
彫刻と同じ鉄火仙人の見送り幕と本楽用の水引幕と彫刻.
猩々のからくり人形.長髪赤顔、人の言葉が分かり、酒を好むという想像上の生き物.謡曲「猩々」に合わせて舞い、『赤毛の夫婦 猩々が舞を納めて、壺から酒を飲みかわす』様子を演じている.