崑崗台(こんごうたい) 片原町
沿革 創建年代未詳。安永三年(1774)の組内古記録があるが、文化四年(1807)には「花手まり」の名で曳行をしている。その後、「林和靖(りんなせい)」と改称の後、中国にある金銀の産地「崑崗(こんこう)」にちなみ、「崑崗台」と改称した。嘉永二年(1849)に大改造。昭和九〜十一年、昭和四十一年修理。
嘉永改修 工匠 上野屋宗次
塗師 島田屋小三郎
構造 切破風屋根 四輪内板車
特色 天保年間(1830〜1844)までは、中国の故事により、林和靖と唐子のからくり人形があった。棟両端の金幣、屋根上の宝珠は、「崑崗」が中国随一の金銀の産地であることに由来し、金塊をあらわしている。見送りは中国産の刺繍、寿老と鹿の図である。
文書:「高山の文化財」(高山市教育委員会発行)より
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見送り幕 寿老と鹿 |
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